若い頃のように、トレンドのお洋服をあれもこれも買い漁るのではなく、シンプルで上質なアイテムを上手に着まわしたい。
またアラフィフ世代にとって、改まったシーンなどではアクセサリーや小物で、いつもの装いをワンランクアップするのが、おしゃれ上級者というものです。
しかしながら、この年代であれば誰しもダイヤモンドやパールのアクセサリー、18金やプラチナなどはすでにお持ちのことと思いますので、あえてここでは人とかぶらずに個性が光るコスチュームジュエリーについてご紹介しようと思います。
コスチュームジュエリーとは、貴金属ではない素材をもとに作られたジュエリーや、高価な宝石ではなく創造的なデザインを楽しむアクセサリーのことをさします。
ブランドアイコンをうまく活用したい【CHANEL /シャネル】
映画“プラダを着た悪魔”でも主人公のアン・ハサウェイがシャネルのコスチュームジュエリーを取り入れていましたね。
“黒いセーターとパンツ”といういありきたりのファッションに、CHANELのコスチュームジュエリーをつけるだけで、エスプリの効いた“おしゃれな人”に見えます。
引用:映画「プラダを着た悪魔」
白いシルクのブラウスにタイトスカートというファッションに、CHANELのバングルをつけるだけで、おしゃれ上級者に見え、「もしかしたらこのブラウスもCHANEL?」と思わせるような効果も期待できます。
ただし、ファッションは引き算。あれもこれもとつけないように…。
ニューヨークマダムのように大胆に身に付けたい【Miriam Haskell /ミリアムハスケル】
1924年ニューヨークでオープンしたブランドで、高品質なコスチュームジュエリーで、根強いファンが世界中に今も多いのです。
接着剤を一切使わずに作られており、パールやゴールドのジュエリーが世界中から愛されているブランドです。
トゥモローランドやバーニーズニューヨークなど人気のセレクトショップなどでも取り扱われており、日本でもおしゃれに敏感な人に愛されています。
ミリアムハスケルは人とかぶることもなく、ヴィンテージの風合いが装いに深みと新鮮さを添えてくれるのでぜひ気に入ったデザインを見つけたら手に入れて欲しいです。
パールやゴールドだけでなく、プラスチックやカラーストーン(ガラス)を用いたものも、デザインやセンスが優れているので、白いシャツの胸元のボタンをいつもより一つ多めに外しコスチュームジュエリーを大胆に取り入れ、日本人の保守的なファッションからニューヨークマダムのように変身させてくれます。
クラシカルで素敵ですね^^
ぜひハイヒールを履いて背筋を伸ばして颯爽と街を歩いてくださいね。
日本が生んだ素晴らしいコスチュームジュエリー【FOXY/フォクシー】
フォクシーといえば、君島十和子さんや和泉佳子さんもご愛用されていたブランドで、フォクシー好きのセレブやマダムも多いことでしょう。
そこで、私がおすすめするのはフォクシーのブローチです。
ラインストーンのブローチは特に秀逸で、デザインが繊細で決して若い女性だけのものではありません。
デザイナーの前田義子氏の知性と品格を備えた美しさを、このコスチュームジュエリーでも存分に感じられます。
カメリア風のデザインのものを2〜3個重ね付けするのも人気ですが、アラフィフには少し可愛すぎる気もします…。
そこで私があえておすすめしたいのは、もう少しデザインがクラシカルで大人っぽい大粒ストーンの輝きを生かしたブローチです。
お揃いのイヤリングなどもありますので、女優風コートの襟やカシミヤのストールなどにあしらえば、地味になりがちなダークトーンの冬の装いなどにも成熟した女性の美しさを引き立たせるでしょう。
まとめ
アクセサリーはその人らしさを一番出せるアイテムだと思います。
ずっと身に付けている愛用品もあれば、装いによってこまめに付け替えるものもあり、女性として生まれてきたことをこれほどまでに実感できるものはないのではないかと思います。
私の母も、セーターやコート、お帽子に様々なコスチュームジュエリーをコーディネートしていたのを幼い頃の記憶で今も残っていますが、 TPOに合わせたアクセサリーをぜひ毎日工夫して楽しんでいただければと思い、ご紹介させていただきました。
お読みいただきありがとうございました。