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明日8月23日、金曜ロードショーで「崖の上のポニョ」が放送されます。

ポニョはさかなの子で、宗介と一緒にいるシーンはかわいらしさがあり、物語全体に心を持っていかれるような楽しくてちょっと不思議な世界観がありますよね。

 

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引用:スタジオジブリ

大橋のぞみさんの歌も大変人気がありましたよね。

ジブリ映画といえば、ほかにはない唯一無二の世界がそれぞれの作品に存在していて、どの作品にもそれぞれの世界がしっかりとできあがっています。

クセになってしまうような作品ばかりではないでしょうか。

アニメーションといえど、単なるアニメーション映画ではなく、ジブリはジブリというひとつのカテゴリーのようなものが確立しているような気がします。

 

今回は、「崖の上のポニョ」の放送前に、この作品をもっとより深く知り、楽しめるように、崖の上のポニョについて深く探っていきます。

映画のネタバレもありますのでご了承ください。

作品のなかにはいくつか謎がありますが、「物語の後半は死後の世界だったのではないか」という物語全体が大きく関係している疑問について深く掘り下げていきたいと思います。

 

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崖の上のポニョは死後の世界『理由①トンネルの謎』

 

作品の終盤ではトンネルがでてきます。

ポニョと宗介がトンネルを通ることになります。

ポニョはトンネルの前で「ここ、キライ・・・」とトンネルを通ることを拒むのです。

結果的には、トンネルを通るのですが、進めば進むほど、ポニョは人間から半魚人、そして元の魚に戻ってしまいます。

あのシーンはなかなか言葉にしづらい感情になりますよね。

 

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ポニョが崩れていくというか・・・

ポニョが元の姿に戻ってしまった、そんなこのトンネルにはさまざまな憶測があります。

  1. 宗介の“最後の試練”ポニョの“宗介に嫌われる恐怖”

ポニョの母グランマーレは、「ポニョの正体を知っても、それでも好きでいてくれますか」と宗介に問いかけるシーンがあります。

 

つまり、トンネルを通ることは、宗介はポニョがどんな姿であっても好きなのか試されることであり、母の質問を前提とした試練ということです。

そしてポニョにとっても、トンネルを通ることは勇気が必要な一歩だったのです。

ポニョは宗介のことが大好きです。

しかし、変わっていく姿をみられることで、万が一宗介に嫌われてしまったら、ポニョは泡になって消えてしまうのです。

ポニョの父フジモトから「試練に失敗すると泡になって消えてしまう」ということが明かされています。

 

つまり、ポニョにとってトンネルを通るということは、“大好きな宗介に嫌われてしまうかもしれない”という恐怖と、嫌われてしまったら“泡になって消えてしまう”という大きな2つの恐怖があったのです。

おそらくですが、ポニョは宗介のことが本当に大好きなので、“大好きな宗介に嫌われたくない”という恐怖が何よりも大きかったのではないでしょうか。

  1. 海の世界と人間たちの世界の境界?

トンネルの入り口には、「交互通行」「一車線」「譲り合い」などの表記があります。

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引用:スタジオジブリ

と、いうことは、一方通行ではなく、行き来できるトンネルということです。

つまりこのトンネルが海の世界と人間たちの世界の境界になっているのでは、というように考えられます。

トンネルの入り口の表記は、見落としがちなので、ぜひ確認してみてください。

  1. トンネルを抜けた宗介は死んでいた?

上のものとは対照的な解釈があります。

あのトンネルはあの世への道だという解釈です。

子どもがたくさんみている作品なので、そんなようには考えたくないですが・・・

トンネルの入り口には地蔵があり、「トンネルを抜けて死んでしまった宗介の魂を救済するため」の地蔵であるとも考えられるのです。

なぜそうなるかというと、日本では地蔵は道祖神(どうそじん)として置かれています。

“子どもを守る菩薩”としてよく知られているのです。

宗介はもちろん子供です。

つまり“もうあの世へ行ってしまった”ということではないかということです。

 

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崖の上のポニョは死後の世界『理由②津波』

 

作品のなかで“津波”は、実は大きなキーワードです。

まず、津波が宗介の街を襲うシーンはかなり印象に残っていると思います。

 

ですが、あんなに大きな津波がきたのに誰一人亡くなっていません。

もちろん非常にいいことなのですが、最終的にはいくつかの謎があるのです。

全員無事というだけでは終わらず、宗介の母リサが働く老人ホームの座ったままの老人たちの足が動くようになったり、さらには水中で呼吸できるようになったり・・・

ふつうに考えて、理解ができないですよね。

そして、宗介も理解ができずにいました。

しかし、そんな宗介にリサは「後で理解することができる」と意味深な言葉をかけています。

いまはまだ小さく幼い宗介ですが、成長したらみんなが無事ではなく、実は“亡くなってしまっていたこと“を理解できるというように考えられます。

信じがたいとは思いますが、「そうなのかもしれない・・・」と少し思えてしまう、現実感がある考えではないでしょうか。

そして、宗介と宗介の父耕一とのやりとりでも津波の話がでています。

耕一は船に乗っています。

耕一は一度、“船の墓場”にたどり着いたことがあります。

“船の墓場”は、一度たどり着いたら戻ってこられないといわれている場所なのですが、耕一は戻ってきています。

「観音様に助けられた」という言葉もでてきています。

さらにその後、津波で流された船の墓場にたどり着き、「あの世の扉が開いてしまったんだ」と、船長がかなり謎で、意味深な言葉を残しています。

“あの世の扉”なんて、日常的にでてくる言葉でもないですし、非常に考えさせられる言葉です。

 

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ポニョは死後の世界『理由③ポニョは死神』

 

あんなにかわいいポニョが“死神”だなんて、そんなはずない、と思う方が多いでしょう。

しかし、みなさん、ポニョの本当の名前を覚えていますか?

ポニョの父フジモトが「ブリュンヒルデ」と呼んでいます。

聞いたことのない言葉で、「なんだそれ?」という感じで終わりがちだと思うのですが、「ブリュンヒルデ」というのは北欧神話に登場する“ワルキューレ”と呼ばれる死神のうちのひとりなのです。

そして“ワルキューレ”というものは「死体を運ぶもの」と訳されます。

さらに“ワルキューレ”は女性の集団なのです。

ポニョには数えきれないほどの妹たちがいます。

信じたくはないですが、繋がってきませんか?

そもそも、なぜこんな名前をつけられたのか?と考えると、やはりこのような理由があるからなのか、と思ってしまいます。

なにも理由がないのならば、本当の名前も必要ないですし、“死神”に関連する名前などつけないと思います。

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引用:スタジオジブリ

 

また、映画の中でボートに乗った若い夫婦と赤ん坊が出てきますが、映画のパンフレットによると、この夫婦は大正時代の夫婦だということです。

そしてこの川は三途の川であり、この夫婦は大正時代からずっと三途の川を彷徨っているのだとか。

どうして成仏しないで、ずっと三途の川を彷徨っているのでしょうか・・・

それをポニョが見つけて成仏させ、輪廻転生できるようにしたのかとも思われます。

ポニョが赤ん坊のおでこと自分のおでこをグリグリするシーンがありますが、あれは、赤ん坊をあの世へと導いたシーンだとも考察できます。

この映画の音楽を担当した久石譲さんは、

死語の世界の輪廻転生などの難しいテーマを投げかけながら、子供からは少年の冒険の物語が見えるという、二重構造を表現するのが難しかった。」

とインタビューで答えられています。

 

まとめ

「崖の上のポニョ」の物語は死後の世界なのか、ということを解説していきましたが、どうでしたか?

この作品はかなり可愛いシーンも多いので、このような推測は受け止めがたいと思いますが・・・

今までそんなに不思議に思っていなかったシーンも、実は奥が深かったりするので、また違う観点から楽しむことができるのではないかと思います。

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最後までお読みいただきありがとうございました。